2022年7月の参院選・東京選挙区で34人の候補者全員への取材を試みる畠山に文字通りの“密着取材”を敢行。都内各所で行われる候補者の街宣を分刻みで巡っていくと、そこには超個性的な候補者の姿が。候補者が珍種なら、取材者である畠山もまた珍種。1人で選挙現場を走り回り、睡眠時間は平均2時間…。本業である原稿書きもままならず、経済的に回らないという本末転倒な生き方を続けてきた。畠山ももう50歳。お金にならない選挙取材人生によって、これまで家族にも散々迷惑をかけてきた。「この生き方もそろそろ潮時」と、参院選の最終日、引退を口にした。9月に行われた沖縄県知事選の取材を最後にすると語る畠山を追って、沖縄へ。そこで出会ったのは、他の地域では見られない、有権者の選挙への高い参加意識と、民主主義を諦めない県民の思いだった…。
これが四半世紀近く「候補者全員取材」を信条としてきた私の感想です。
実際に多くの候補者に会うと
「ポスターだけではわからないこと」や
「有権者との交流が候補者を育てる」ことがわかります。
パワフルな候補者からは
「自分ももっと自由に生きていいんだ」と大きな勇気をもらえます。
候補者は民主主義社会の宝です。
選挙ほど面白くて愛おしい人間の営みはありません。
きっと、誰も観たことがない映画になっているのではないでしょうか。
ぜひ観てください。